埼玉工場・中間処理施設

SAITAMA PLANT
埼玉工場

埼玉工場は主に水処理に特化した施設です。

2018年より汚泥、強酸、強アルカリ、廃プラスチック、廃金属等の中間処理の許可を取得し、さらなる設備の充実を図りました(汚泥処理施設と汚泥保管施設が新たに増設され、これまでの廃油、廃液資源以外にも汚泥、廃プラスチック、廃金属等の受入れが始まっております)。

廃酸、廃アルカリなどの中和設備も併設しており、排出事業者様のニーズにこたえるべく設計された処理施設となっております。

埼玉工場では主に処理の難しい廃油、廃酸、強酸、廃アルカリ、強アルカリ、廃オイルエレメント、
汚泥、水溶性切削油、LLC、高含水油などの産業廃棄物を中間処理いたします。

以前の中間処理施設
以前の工場施設
新設された中間処理施設へ
新設の工場施設

汚泥処理設備・汚泥保管施設(新設)

汚泥処理により、濃縮・脱水などによって汚泥の容積を減らし(減容化)、埋め立て処分量の削減と、汚泥の再生利用を目的としています。
適正に処理された汚泥は、近年ではセメント原料や各種用土などへ利用も進んでおります。

建設工事で掘削を行った際に生じる、泥状の掘削物および泥水などの建設汚泥はセメントや下水処理の過程で発生する下水汚泥は堆肥等の原料として再利用される他、発生量の多い、紙・パルプ業由来の汚泥は、脱水後に焼却処分され、焼却時に発電などの形でエネルギー回収をし、焼却灰は、土壌改良材やセメント原料、路盤材等に利用されます。

汚泥処理設備・汚泥保管施設

スクリュープレス脱水機

スクリュープレス脱水機は、円筒状のスクリーンとスクリュー羽根から構成され、脱水汚泥出口に向かって縮小していく構造になっています。
凝集剤で調質された汚泥は、スクリューとスクリーンの間に供給され、スクリューによって回転・搬送されることで、連続的に脱水が行われます。
脱水機の前部では重力ろ過を行い、中段から後段にかけてスクリュー羽根の押し出しによる圧搾力と回転によるせん断力で脱水が行われ、分離されたろ液は円筒スクリーンより機外に排出されます。

スクリュープレス脱水機

スクリュープレスにより圧搾排出された脱水ケーキは併設された汚泥保管施設に効率よく運ばれます。

中和処理設備(廃酸、廃アルカリ)、汚水処理設備

産業廃棄物として排出される液体は、 pHが2.0以上7.0未満のものは 廃酸(pHが2.0以下の酸性廃液につきましては特別管理産業廃棄物として取り扱われます)、pH7.0を超えるものでPHが12.5未満は 廃アルカリとして(pHが12.5以上のアルカリ性廃液につきましては特別管理産業廃棄物として取り扱われます)中和、汚濁物質を取り除き中間処理致します。
また、汚水処理施設 により安全で安定した水質を確保しております。

廃酸、廃アルカリ 処理施設

処理施設では、中和後の処理水の、汚濁物質の除去、凝集沈殿、アルカリ沈殿、最終中和処理などを経て、活性汚泥法により中間処理致します。
処理水はph指示警報計により監視。安全で安定した水質を確保しております。

中和処理設備、汚水処理設備
・廃酸

当社で取り扱う廃酸とは、産業廃棄物の廃液でpHが2.0以上7.0未満の酸性廃液(産業によって生じた廃液のうち、廃酸と指定できるもの)です。
また、 pHが2.0以下の酸性廃液につきましては、特別管理産業廃棄物として取り扱われます。

・廃アルカリ

当社で取り扱う廃アルカリとは、産業廃棄物の廃液でpHが7.0を超えるものでPHが12.5未満のアルカリ性廃液(産業によって生じた廃液のうち、廃アルカリと指定できるもの)です。
また、pHが12.5以上 のアルカリ性廃液につきましては、特別管理産業廃棄物として取り扱われます。

油水分離処理施設(高含水油)

水の中に空気による微細な気泡を大量に発生させ、これを浮遊物質を含む水に混合して浮遊物質を捕えさせた後、気泡の浮力を利用して浮上させることにより、水から浮遊物質を取り除きます。
他の処理法では除去が難しい、油脂分や浮上し易い浮遊物質などの除去に用います。

・廃油(廃食用油以外の含水油に限る)
油水分離処理施設

混合攪拌設備(廃油)

再燃料化の難しい鉱物油、石油製品等の資源を原料に 混練・混合・撹拌工程を経て セメント工場の補助燃料としてご活用いただいております。

混合攪拌設備では、高含水油分離槽からの浮上油、LLC廃液処理後の濃縮液、水溶性切削油処理後の濃縮液、廃グリス、バスケット型遠心分離機などから出る原料などを混練・混合・撹拌させて燃料化しております。

・廃油(油分を含んだ廃ウエスを除く)
・廃アルカリ(廃LLCに限る)
混合攪拌設備

減圧脱水設備

ガソリンスタンド、カーディーラー、工場の発電機などから 出る工業用のクーラント(LLC)、工作機械の加工液として使用されている水溶性切削油を減圧処理しております。

水溶性切削油、LLCなどを減圧処理し産業廃棄物の再資源化に努めます。
減圧脱水設備では、産業廃棄物を再資源化し、主成分の濃縮による資源の再利用ができるように処理致します。
濃縮廃液は、混合攪拌槽に投入され補助燃料の原料として再資源化されております。

・廃油(水溶性切削油に限る)
・廃アルカリ(廃LLCに限る)
減圧脱水設備

圧縮設備

金属容器類、オイルエレメントの回収・収集業務を行わせていただいております。
オイルエレメントは金属類を圧縮処理することで廃油を抽出し、廃油の再生処理と合わせて、リサイクルしております。

回収したオイルエレメントは、圧縮設備のプレス工程を経て廃油を抽出し、再資源化されていきます。
抽出後の廃油も、再生プロセスをもって再生重油として再利用されます。

・廃プラスチック類(廃オイルエレメントに限る)
・金属くず(廃容器及び廃オイルエレメントに限る)
リサイクルの機械
埼玉工場
住所 〒342-0015 埼玉県吉川市中井小松川56-1
TEL 048-984-5678
FAX 048-984-5688
営業日時 月~土 8:30~17:30まで(日曜祝日はお休み)
お車でお越しの方
常磐自動車道 三郷西IC出口より車で11分
交通機関でお越しの方
JR武蔵野線 吉川美南駅より車で10分